【同名半盲を見つける】脳画像で視覚野を探す方法

臨床で細かく「半盲」かどうか見つけるのはなかなか困難です。




例えば、右上部が見えてないとか左下半分が見えてないとか細かく見つけるのは臨床上分かりづらい部分です。




ですが、脳画像を読み取る技術があればある程度想定出来てしまいます。




そこでまず以下の事は押さえておきましょう。



①脳画像上で視覚伝導路を見つけることが出来る

目次(クリックすると自動で飛びます)

視覚野を見つける




視覚伝導路を見つけるにはまず視覚野がどこにあるか見つける必要があります。




視覚野は後頭葉内側の鳥距溝の周囲にあります。




鳥距溝は「ちょうきょこう」と読みます。




実は鳥距溝は脳画像の横断図(水平面)では探しにくいのです。




理由は鳥距溝の構造が水平に近いからです。




なので、まず脳梁膨大のスライスを見つけましょう。




そして、脳梁膨大の後方に存在するのが視覚野(鳥距溝の周囲)だと覚えておきましょう。

視野について




次に視覚伝導路の視野や視放線についてです。




前提として右脳で左側の視野を見ています。




左脳で右側の視野を見ています。




また、左右の眼球の左側の網膜で右側の視野を見ています。




逆に左右の眼球の右側の網膜で左側の視野を見ています。




網膜の情報は左右に交差しているのです。

視放線について




目からの情報が視神経を通り、視交叉してから視床の外側膝状体を通ります。




(ちなみに理学療法士の国家試験でも視覚伝導路が「視床の外側膝状体」を通るという問題が過去に出題されました。)




視床の外側膝状体から視覚野までの伝導路は二手に分かれます。




脳画像の横断面から見ると視放線は外側と内側に分かれています。




視放線の外側は矢状面の画像で見ると下側に、視放線の内側は矢状面の画像で見ると上側の位置を通って視覚野に入ります。




整理すると…




視床の外側膝状体の後の伝導路は横断面上から見ると内外、矢状面上から見ると上下の二手に分かれて視覚野に入ります。




内側に分かれた伝導路は上側へ、外側に分かれた伝導路は下側を通ります。




そして、ここでも網膜の時のように逆になります。




逆と言うのは、矢状面上で上側に分かれた視放線は下方の視覚情報を伝えています。




矢状面上で下側に分かれた視放線は上方の視覚情報を伝えています。




つまり、左脳の外側の視放線が障害されると右上の視野欠損することになります。

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